青春の幻影
★メー○ル!★
| Novels | Home | 

 長かった銀河鉄道の旅も終わり、鉄○とメー○ルの2人にも、いよいよ別れの時がやってきた。プラットフォームにベルが鳴り響き…人々は急ぎ足で、列車の扉へとその足を向ける。出会い…別れ…様々な想い…様々な人々…。それらが交錯し、そしてまた、いくつもの軌道に別れて旅立つ場所…駅。

 ふと鉄○が振り向くと、反対側の列車の扉口から、メー○ルのあの母さんのような瞳が、まっすぐにこちらを見つめていた。「なんだい、メー○ル? なにか…」耐え切れず、鉄○が口を開くのに合わせたかのように、メー○ルの唇から言葉が流れる。

「鉄○……あなたとは遊びだったの

「え……えええっ!?」

鉄○がようやく自分を取り戻した時、窓の外には一面の星が瞬いているだけだった。

 ――――――――――――終わった

Base template by WEB MAGIC.   Copyright(c)2007 Walkway of the Clover All rights reserved.


inserted by FC2 system