長かった銀河鉄道の旅も終わり、鉄○とメー○ルの2人にも、いよいよ別れの時がやってきた。プラットフォームにベルが鳴り響き…人々は急ぎ足で、列車の扉へとその足を向ける。出会い…別れ…様々な想い…様々な人々…。それらが交錯し、そしてまた、いくつもの軌道に別れて旅立つ場所…駅。
ふと鉄○が振り向くと、反対側の列車の扉口から、メー○ルのあの母さんのような瞳が、まっすぐにこちらを見つめていた。「なんだい、メー○ル? なにか…」耐え切れず、鉄○が口を開くのに合わせたかのように、メー○ルの唇から言葉が流れる。
「鉄○……あなたとは遊びだったの」
「え……えええっ!?」
鉄○がようやく自分を取り戻した時、窓の外には一面の星が瞬いているだけだった。
――――――――――――終わった
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